2018.5 ~2019.1
ユーモアと信仰の大津絵
大津絵は江戸時代に滋賀の大谷宿や追分宿など大津領の街道沿いで売られていた一群の絵画で、神仏や英雄のほか、鬼や動物をユーモラスに描いたものなどが知られています。簡略的な画法を特徴とし、江戸時代の後半には土地の名物として広く認識されていました。今回初めて展示する「青面金剛」はかつて各地で流行していた庚申信仰の本尊で、信仰の普及を示す資料ともなるものです。
<展示作品>
大津絵「青面金剛」、大津絵「弁慶」、大津絵「牛若丸」、大津絵「雷神(雷公の太鼓吊り)」 他