2024.3~2025.1
描かれた女性:画家の目線
当館には麗子という看板娘がいますが、他にも素敵なお嬢さんたちがいらっしゃいま
す。今回の企画では、彼女たちにご登場いただくことといたしました。
「彼女たち」を眺めていると、その姿に画家が何をこめて描いたのか、に思いが及びま
す。理想美、親密感、ノスタルジー…。興味深いことに、並べて見ることでそれぞれの
特徴が際立つように思われます。
江戸から昭和にかけて描かれた「彼女たち」に、画家が何を見出していたのかを探り
ます。(対象作品数:6点)
<展示作品>
長崎絵、
70年前の新橋駅、
南枝早春、
皿の絵(朝鮮の洗濯女) 他
2023.3~2024.1
半泥子と魯山人 所蔵品から
2023年は川喜田半泥子(1878-1963)の没後60年にあたります。半泥子は伊勢商人の家に生まれ、銀行の頭取を務めた人物。作陶はあくまでも趣味という位置付けでしたが、旧弊に縛られない自由な創作姿勢は若い世代の陶芸家に影響を与えました。
北大路魯山人(1883-1959)は半泥子とほぼ同世代、美食家にしてマルチアーティストとも言うべき存在です。傲慢だったとも言われますが、彼と対談した半泥子は趣味人同士で意気投合したと書きのこしています。「銀座 天一」に足を運んだふたりの作品をご紹介いたします。
<展示作品>
粉吹手徳利、梅文湯呑、書簡、汁次(汁注) 他