H27.3.1~H28.1.5

初公開 半泥子からの書簡 作品とともに

実業家にして陶芸家、生涯「シロート」を貫き昭和の陶芸界で異彩を放った川喜田半泥子(1878-1963)。
今年度はその半泥子から「銀座 天一」初代の矢吹勇雄に宛てられた手紙を展示いたします。
開店後間もない昭和初期からの顧客となった半泥子へ、勇雄は折に触れ諸処の名物や珍味などを届けました。
半泥子の手紙にはそれらに対する礼や感想、近況報告などが親しい友人に話しかけるような調子でつづられています。
本文に添えられた絵も実に軽妙で、即興の筆の冴えが伝わってきます。半泥子による陶芸作品と共にお楽しみ下さい。

<展示作品>
昭和三十一年六月二十八日付 書簡」、「梅文湯呑 銘「曙の香」」、「呉須流水文硯蓋」他

H26.3.1~H27.1.5

唐時代 美人女子俑二体と加彩牛車展

死者を弔う副葬の習慣は時代や国境を越えて共通するものである。
中国の場合、陶製の人馬(俑)や什器が死者と共に埋葬され、生前と同じ環境が整えられた。
それらは当時の人々の死生観を伝えると同時に、リアルタイムの風俗を教えてくれるものである。

唐代の美人の典型である豊頬の女子俑や、乗り物として使用された家畜の牛車俑など、唐時代の開放的な気風も感じられる「俑」の企画展。いよいよ開催。

<展示作品>
加彩貴婦人俑」、「加彩貴婦人俑」、「加彩牛車