大津絵「青面金剛」
庚申(かのえさる)の夜は人間の身体に棲む「三尸虫」が外に出て天帝にその人物の罪を報告し、寿命を縮めるとされていました。これを防ぐために徹夜するのが庚申待で、その際に祀る本尊が青面金剛です。青い身体に矛を持ち、日月と猿、鶏を配する例が多いようですが、細部はしばしば異なります。猿が登場するのは猿田彦信仰や猿を神の使いとする山王信仰との関係が指摘されていますが、確かなところは定かでないようです。
大津絵「青面金剛」
庚申(かのえさる)の夜は人間の身体に棲む「三尸虫」が外に出て天帝にその人物の罪を報告し、寿命を縮めるとされていました。これを防ぐために徹夜するのが庚申待で、その際に祀る本尊が青面金剛です。青い身体に矛を持ち、日月と猿、鶏を配する例が多いようですが、細部はしばしば異なります。猿が登場するのは猿田彦信仰や猿を神の使いとする山王信仰との関係が指摘されていますが、確かなところは定かでないようです。