子規居士戯書
正岡子規(1867-1902)
明治を代表する俳人の正岡子規が、知人たちに向けて書いたとみられる書簡です。内容としては“不行跡のために懲役を申し付けられたのでしばらく差し入れなどは遠慮したい、その旨周知してほしい”というものです。子規が懲役刑とは初耳ですが、自身を苦しめる結核の病状を茶化した表現かもしれません。絵があるほか、詠嘆や咳払いがカタカナで書かれており、何かの台詞まわしのような軽妙さがあります。2022年は没後120年。
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子規居士戯書
正岡子規(1867-1902)
明治を代表する俳人の正岡子規が、知人たちに向けて書いたとみられる書簡です。内容としては“不行跡のために懲役を申し付けられたのでしばらく差し入れなどは遠慮したい、その旨周知してほしい”というものです。子規が懲役刑とは初耳ですが、自身を苦しめる結核の病状を茶化した表現かもしれません。絵があるほか、詠嘆や咳払いがカタカナで書かれており、何かの台詞まわしのような軽妙さがあります。2022年は没後120年。