比良の暮雪
近江八景に数えられる土地のうちで最も北に位置するのが比良山地です。浮世絵では琵琶湖の対岸から捉えた構図のものが多いようですが、国虎は雪の山道と旅人の姿を選んでいます。お馴染みの丸い岩塊は緑または朱と影の部分、それに雪の白を加えた3色のグラデーションとなっており、その繰り返しが薄暗い画面にリズムを与えています。
比良の暮雪
近江八景に数えられる土地のうちで最も北に位置するのが比良山地です。浮世絵では琵琶湖の対岸から捉えた構図のものが多いようですが、国虎は雪の山道と旅人の姿を選んでいます。お馴染みの丸い岩塊は緑または朱と影の部分、それに雪の白を加えた3色のグラデーションとなっており、その繰り返しが薄暗い画面にリズムを与えています。